主題2.04:システムの保守と運用管理(16)

2.04.1 makeによるソースコードからのビルドとインストール

重要度:☆☆☆(3)

概要

  • ソースコードから実行プログラムをビルドしてインストールできる。これには、ソースファイルの展開も含まれる。

詳細

  • gitを使ってソースコードを入手する。
    • git clone, git tag -l, git checkout
  • 一般的な圧縮およびアーカイブユーティリティを使用して、ソースコードを展開する。
    • gzip, gunzip, bzip2, xz, tar, unzip
  • ソースコードにパッチを適用する。
    • patch
  • configureスクリプトにパラメータを適用する。
    • configure
  • プログラムをビルドするmakeの実行について基本を理解する。
    • make, make install

2.04.2 バックアップとリストア

重要度:☆☆☆(3)

概要

  • 重要なシステムデータをバックアップするシステムツールを使用できる。
  • Linuxシステムのバックアップ計画を立てられる。

詳細

  • バックアップに含める必要があるディレクトリについて決定できる。
  • Amanda、Bacula、Bareos、BackupPCなどのネットワークバックアップソリューションについて知っている。
  • バックアップ対象として、ファイル、ブロック、イメージを使い分けられる。
  • テープ、ハードディスク、光メディアまたはその他のバックアップメディアを選択できる。
    • 容量、保存期間、ライトワンス、シーケンシャル/ランダムアクセス
  • 完全バックアップ、差分バックアップ、増分バックアップを使い分けられる。
  • バックアップファイルの整合性を確認する。
  • バックアップを部分的または完全に復元する。
    • dd, tar, /dev/st*, /dev/nst*, mt, rsync
2.04.2の例題

2.04.3 ユーザへの通知

重要度:☆(1)

概要

現在発生しているシステム関連の問題についてユーザに通知できる。

詳細

  • ログオンメッセージを使用してユーザへの通知を自動的に行う。
    • /etc/issue, /etc/issue.net, /etc/motd
  • アクティブなユーザにシステムの保守を通知する。
    • wall, shutdown, systemctl

2.04.4 リソース使用状況の把握

重要度:☆☆☆(3)

概要

ハードウェアリソースとネットワーク帯域幅の使用率を測定でき、リソースの問題を解決できる。

詳細

  • CPU使用率を測定する。
    • top, htop, ps, sar
  • メモリ使用量を測定する。
    • vmstat, free, sar
  • ディスクI/Oを測定する。
    • iostat, iotop, sar
    • I/O 待ちのプロセス, blocks in, blocks out
  • ネットワークI/Oを測定する。
    • netstat, iftop, ss, sar
  • システムがオープンしているファイルやポートを表示する。
    • lsof
  • ファイアウォール機能とルーティングスループットを測定する。
  • クライアントの帯域幅使用率をマップする。
  • ネットワーキングを含むシステムにおいてスループットを推定し、ボトルネックを見つけ出す。
    • iptraf

2.04.5 死活監視、リソース監視、運用監視ツール

重要度:☆☆(2)

概要

  • システム監視の重要性を理解している。
  • 監視対象に応じて適切な監視手法を選択できる。
  • 運用監視ツールの導入メリットと種類を理解し、適切にシステムを監視できる。

詳細

  • システムの障害と予兆についての関連性を知っている。
    • リソースの枯渇、過負荷、異常停止、結果異常、OOMKiller
    • システムの死活、サービスの死活
  • 死活監視の対象と手法
    • レスポンス、ログ監視(サーバー、サービス、プロセス、ネットワーク)
  • リソース監視の対象と手法
    • ログ監視、使用率監視(CPU、メモリ、ストレージ、通信量)、 SNMP
  • 運用監視ツールによる監視作業の標準化と自動化
    • 標準管理項目、標準のしきい値、標準のアラート方式
    • 監視方式のパッケージ化、複数台の監視
  • 主要な監視ツールを知っている。
    • Icinga2NagioscollectdMRTGCactiZabbix

2.04.6 システム構成ツール

重要度:☆☆☆☆(4)

概要

  • システム構成ツールの必要性を理解している。
  • システム構成ツールを使って、対象ホストの設定が行える。

詳細

  • システム構成ツールの機能、メリットを知っている。
    • 自動化の標準化, 効率化, スケール可能, 冪等性
  • Ansible の構成要素を理解している。
    • インベントリ、モジュール、Playbook
  • システムの構成変更を自動化する。
    • 仮想サーバー・コンテナの払い出し
    • アプリケーションのリリース
    • ネットワーク機器のステータス取得・設定変更
  • 自動化のためのファイルとツール
    • Playbook, YAML
    • ansible, ansible-playbook
2.04.6の例題

関連リンク

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