LinuCの学習方法

LinuC取得に向けた学習方法ですが、LPI-Japanが「学習の手引き」を公開しているのでこちらを参考にしましょう。

参考 学習の手引きLPI-Japan

基本的には、初心者の方はアカデミック認定校の利用やLPI主催の無料技術セミナーの受講を、自力で学習する方には自分に合った参考書を活用し自分のペースで学習するようすすめています。

LinuCレベル1

LinuCレベル1取得に向けた学習方法を無料と有料のものを区別してまとめてみました。

有料無料共に教材が充実しているのが見て取れますが、実際のところどうすれば良いのか全く分からないという方も多いのではないでしょうか。

有料学習教材一覧

アカデミック認定校リナックスアカデミーなど

無料学習教材一覧

LPI提供セミナー技術解説セミナー
オンライン技術解説無料セミナー動画(YouTube)
オンラインLinux解説コラム
オンラインLinux豆知識
書籍・資料標準教科書
書籍・資料Version10.0 新出題範囲学習補助教材
書籍・資料学習環境構築ガイド
Ping-t提供オンライン最強WEB問題集 LinuC Lv1-101 (Ver10.0) Ping-t
YouTubeオンラインLPI日本支部 Webinar動画
オンラインOSPN.jp セミナー動画
オンライン現役エンジニアなどのLinux関連解説動画

以下、リナスクがオススメする独断と偏見のLinuCレベル1学習ステップをお伝えします。なお、資格取得に必要な費用がどれだけ捻出できるかで学習方法は大きく変わります。

初学者・初心者

Linuxに関する知見や知識がほとんど無いと言うような方は、当サイトでオススメしているLinuxの入門書を最低でも1冊は読んでいただきたいです。

LPI-Japan提供の無料のツール、Ping-tの無料版のWeb問題集も最大限活用しましょう。

とはいえ、LPI提供ツールだけでは出題範囲をカバーしきれていないので、LPI認定書籍を最低限でも1冊は読んで出題範囲と重要なトピックを頭にたたき込みましょう。

以降は問題慣れするために、各種認定問題集に取り組みましょう。詳細な解説で理解が深まるスピードマスターは定番。なお、Ping-tのWeb問題集は102試験は有料です。

転職が前提で短期間で資格を取りたいような方で、ある程度お金がかけられるような方には、アカデミック認定校での受講をオススメします。

参考 アカデミック認定校一覧LPI-Japan

Linuxの基礎的なプログラムに加え、資格対策プログラムを提供しているところが多いので、そちらを利用しましょう。

経験者

日常的にLinuxに触れているエンジニアの皆さんや、企業研修などですでにLinuxについてある程度の知見がある新人さんは任意の認定教科書で出題範囲と重要度を把握した上で、スピードマスターやPing-tを利用して問題に取り組みましょう。

初心者経験者に共通してオススメしたいこと

実機仮想を問わないので、学習用にLinuxが使える環境を構築して、実際にLinuxを操作すること。これは絶対に必須です。

認定教材には仮想環境が何らかのカタチで用意されていますが、それらを使わないという方はLPI-Japanのガイドなどを利用して、自力で用意しましょう。

参考 学習環境構築ガイドLPI-Japan

個人的には、古いパソコンなどを用意して、実機に導入することを強くオススメします。なお、「1.01.2 仮想マシン・コンテナの概念と利用」を 実習するためには、CPU が仮想化支援機能に対応している必要があります。

LinuC レベル2

2020年10月現在、レベル2 バージョン10に対応している教材はありませんが、11月にあずき本の発売が予定されています。

参考 Linux教科書 LinuCレベル2 Version 10.0対応翔泳社

旧バージョン(4.5)で受験を考えている方は、LPI-Japanで紹介している各種認定書籍やPing-tのオンラインサービスを利用しましょう。

参考 LinuC レベル2対応 LPI-Japan認定教材LPI-Japan

LinuC レベル3

2020年中に次期バージョンへの改訂が行われる予定です。

現行バージョンでは、LPI-Japanで紹介している各種認定書籍やPing-tのオンラインサービスを利用しましょう。

参考 LinuCレベル3対応 LPI-Japan認定教材LPI-Japan

教材を安価に入手する方法

資格試験関連書籍は、資格取得後は必要なくなるという人がほとんど。中古書籍の入手源は、中古を扱っている書店、オンラインのオークションやフリーマーケットなどが一般的です。

メルカリなどでは毎日のように出品されているのを見かけます。高値での取引を意識して最初から丁寧に使う人が多いので、書き込みなどもない新品同様のものも多いようです。書き込みのあるものや断裁済みのものは比較的安価で出品されるので、気にならない人は選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

また、LPI-Japanの技術セミナー受講者向けやバウチャーとの抱き合わせ(良い意味でですよもちろん)などでに割引販売などが行われたりしますので、有意義に活用しましょう。