目次
1.02.1 ファイルの所有者とパーミッション
重要度:☆☆☆(3)
概要
- 適切なパーミッションと所有者権限を使用して、ファイルへのアクセスを制御できる。
 
詳細
- 通常ファイル、スペシャルファイル、およびディレクトリに対するアクセスパーミッションを管理する。
- chmod, ls
 
 - SUID、SGID、スティッキービットなどのアクセスモードを使用して、セキュリティを維持する。
- chmod, chown, chgrp, ls
 
 - ファイル作成マスクの変更方法を把握する。
- umask
 
 - グループフィールドを使用して、グループメンバーがファイルにアクセスできるようにする。
- chown, chgrp
 
 
1.02.1の例題
- ファイルの所有グループを「testgroup」に変更するコマンドを2つ選択してください
 - カレントディレクトリが /var/www のとき、カレントディレクトリにある html ディレクトリ配下すべてのパーミッションを一括で変更するコマンドを一つ選択してください。
 - 「umask 026」を設定し、新しくファイルを作成した際に適用される権限の説明として、正しいものを選択してください。
 - 「ls -l」コマンドを実行した時、以下のような出力結果となった。この出力結果から読み取れる内容として正しいものを全て選択してください。
 - 新規に作成されるファイルのデフォルトのパーミッションを rw-r—– とするために、適切なumask値を設定するコマンドを選択してください。
 
1.02.2 基本的なファイル管理の実行
重要度:☆☆☆(3)
概要
- ファイルおよびディレクトリを管理するための基本的なLinuxコマンドを使用できる。
 
詳細
- 個々のファイルおよびディレクトリをコピー、移動、削除する。
- ls, file, touch, cp, mv, rm, mkdir, rmdir, tar
 
 - 複数のファイルおよびディレクトリを再帰的にコピーする。
- cp
 
 - ファイルおよびディレクトリを再帰的に削除する。
- rm, find
 
 - 基本的なものから高度なものまで、ワイルドカード規則をコマンドで使用する。
- ファイル名のパターンマッチ
 
 - 特定のパス以下をファイル名、種類、サイズ、時刻、所有者などを基にファイルを見つけて操作する。
- find
 
 - ファイルをアーカイブしたり、圧縮・展開する。
- tar, dd, gzip, gunzip, bzip2, xz
 
 
1.02.2の例題
- /usr/share/manディレクトリに含まれるファイルの一覧を標準出力とファイル result.txt の両方に出力するためのコマンドラインを選択しなさい。
 - xz形式で圧縮されたtarアーカイブである ファイルをtarコマンドで展開するときの正しいオプション指定は?
 - /home/user/test.txtというファイルが存在する状態で、/home/userディレクトリを削除するためのコマンドを選択してください。
 - lsコマンドのオプションとして誤っているものを選択してください。
 - bashを使用している環境において、下記のコマンドを実行したとき表示されるものファイル名として正しいものはどれか。選択肢から1つ選択してください。
 - 圧縮されたtarファイルであるfile.tar.gzがあります。file.tar.gzを展開せず、一覧表示を行うことが出来るコマンドを一つ選択してください。
 - /home/testuser/srcdirというディレクトリを、/tmpディレクトリにコピーしたい。srcdirディレクトリのタイムスタンプを変えずに、srcdirディレクトリ配下のディレクトリやファイルも含めてコピーできるコマンドを一つ選択してください。
 - 次の選択肢の中で、/home/user/test.txtというファイルを/home/backupディレクトリに移動できないコマンドを選択してください。
 
1.02.3 ハードリンクとシンボリックリンク
重要度:☆☆(2)
概要
- ファイルに対するハードリンクとシンボリックリンクを作成して管理できる。
 
詳細
- リンクを作成する。
- ln [-s]
 
 - ハードリンクとシンボリックリンクを識別する。
- ls [-lFi]
 
 - ファイルのコピーとリンクの違いを知っている。
- ファイル, ディレクトリ
 
 - システム管理業務をサポートするためにリンクを使用する。
- バージョン管理
 
 
1.02.3の例題
1.02.4 ファイルの配置と検索
重要度:☆☆(2)
概要
- 典型的なファイルの位置とディレクトリの分類を含む、FHS(Filesystem Hierarchy Standard:ファイルシステム階層標準)について熟知している。
 
詳細
- Linuxシステムで、ファイルやコマンドを見つける。
- find, locate, updatedb, /etc/updatedb.conf, type, whereis, which
 
 - FHSで定義されている重要なファイルやディレクトリの正しい位置や目的を知っている。
 
1.02.4の例題
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