目次
1.08.1 アカウント管理
重要度:☆☆☆☆☆(5)
概要
- ユーザアカウントの追加、削除、一時停止、変更ができる。
詳細
- ユーザおよびグループを追加、変更、削除する。
- useradd, userdel, usermod
- groupadd, groupdel, groupmod
- /etc/default/useradd
- 新しいユーザアカウント用のスケルトンディレクトリを保守する。
- /etc/skel/
- パスワード/グループデータベースにあるユーザ/グループ情報を管理する。これには複数グループの所属も含む。
- passwd, /etc/passwd, /etc/shadow, /etc/group
- getent, id
1.08.1の例題
- 新規のユーザアカウント「user」を作成する際に、ホームディレクトリを「/home/newuser」、プライマリグループを「newlinuc」に指定する場合のコマンドで正しいものを一つ選択してください。
- 既存ユーザ「linuc」のパスワードをロックして一時的に利用不可にする場合の正しいコマンドを選択してください。
- 新規のユーザアカウント「linuc」を作成する際に、プライマリグループ「lpi」への所属を指定する場合の正しいコマンドを選択してください。
- 「/etc/passwd」の書式の説明として誤っているものを選択してください。
- 「useradd -m」コマンドを用いてユーザ追加を行います。ユーザ追加を行う際、追加するユーザのホームディレクトリ配下に、自動的にworkディレクトリを作りたい場合の操作を選択しなさい。
- ユーザーを追加する際に指定できるオプションについて、正しい説明のものを選択してください。
- /etc/skelディレクトリの説明として、正しいものを1つ選択してください。
1.08.2 ジョブスケジューリング
重要度:☆☆☆☆(4)
概要
- cronまたはanacronを使用して定期的にジョブを実行したり、atを使用して指定時刻にジョブを実行できる。
詳細
- cronおよびatでジョブを管理する。
- /var/spool/cron/
- ユーザがcronおよびatサービスにアクセスできるよう設定する。
- /etc/cron.allow, /etc/cron.deny
- /etc/at.deny, /etc/at.allow
- at, atq, atrm
- /etc/cron.{d,daily,hourly,monthly,weekly}/
- /etc/crontab
- anacronの設定
- /etc/anacrontab
1.08.2の例題
- 「crontab -l」コマンドで現在設定されているユーザのcronジョブを表示したところ、以下が表示された。このcronジョブの説明で正しいものを一つ選択してください。
- ユーザが指定したジョブを定期的に実行するためのcronの設定を編集するには、どのコマンドを実行すべきか選択してください。
- atコマンドの書式として正しいものを選択してください
- 毎日9時00分から10分ごとに、psコマンドの結果を/tmp/ps.txtに出力したい場合のcronの設定として、正しいものを選びなさい。ただし、cronの設定は「crontab -e」コマンドで設定するものとします。
- crontab -eコマンドを使用して設定したファイルが配置されるディレクトリとして、適切なものを1つ選択してください。
- anacronの説明として、誤っているものを1つ選択してください。
1.08.3 ローカライゼーションと国際化
重要度:☆☆☆(3)
概要
- システムを英語以外の言語にローカライズできる。スクリプトでLANG=Cが役立つ理由についても理解している。
詳細
- 国際化(i18n) とローカライゼーション(l10n)の基本を理解している。
- ロケール設定と環境変数を設定する。
- LANG, LC_ALL, LC_*
- /usr/bin/locale
- iconv, UTF-8, ISO-8859, ASCII, Unicode, ISO-2022-JP