LPI-Japan、LinuC取得を推進するNECフェローインタビュー記事を掲載

LPI-Japanは、LinuCオフィシャルサイトにLinuC取得を推進する企業インタビューとして、NECフェロー宮澤氏とLPI-Japanの鈴木理事の対談記事を公開しました。

タイトルは“スピードとクラウドの時代だからこそ技術者が知るべき「本質の技術」”。これからの時代に求められるIT技術者像について宮澤氏が、ご自身の経歴を交えつつ熱く語っています。

参考 スピードとクラウドの時代だからこそ技術者が知るべき「本質の技術」LPI-Japan

リナスク的に注目したいポイントは以下のセンテンス。

「座学」と「実践」があるとしたら、「座学」の段階で基本的なスキルをしっかり身に付けているかどうかのチェックを認定試験という形で実施されているのだと思っています。

また、外部の仕組みの中で認定されるということは非常に大きな意味があります。その点においても認定試験は、NECの技術力を試すひとつの場といえるでしょう。

スピードとクラウドの時代だからこそ技術者が知るべき「本質の技術」(LPI-Japan)

基本という意味で私は、「要素技術」「製品技術」「SI技術」の3つでソリューションができると考えていいます。「製品技術」の中には「OS(Linux)技術」が当然あります

システムを作るときOS(Linux)の動きを理解しているからこそ、それをどう活用するか、あるいはその上層のミドルウェアをどう作れば安心・安全なシステムに繋がっていくかを考えられるのです。だから「本質の技術」としてOS(Linux)を理解していることがまだまだ必要な時代だと思います

スピードとクラウドの時代だからこそ技術者が知るべき「本質の技術」(LPI-Japan)

Linuxは、すでにあらゆるものに必要とされている技術です。たとえばスマホ等の端末系からデータベース等のいわゆる「奥の院」の世界、またその途中にある、エッジやネットワーク機器、サーバー等、あらゆるものにLinuxは使われています

そして、Linuxが生まれてから今までに作られてきた世界が、言葉の上でいう「パラダイムシフト」のように簡単に置き換わることはないと思います。なぜなら、技術は「積み上げるもの」だからです。

ただし、量子コンピュータの世界ではもしかするとパラダイムシフトが起きるかもしれません。しかし、現状のノイマン型コンピュータで動いている世界では、やはりLinuxは重要なコンポーネントであり、それは今後も続いていくでしょう

スピードとクラウドの時代だからこそ技術者が知るべき「本質の技術」(LPI-Japan)

お客さまとベンダーの間にいるSIer、あるいはものづくりをしている開発者にしてみると、やはり構造や動作を正しく理解した上で、どう設定したら目的とするシステムに繋がるのかを考えていくのは重要なことです。

その意味で、LinuCがチャレンジしている「本質の技術を理解する」ことや「中身や動きを理解する」という思想はとても大事だと思っています。

スピードとクラウドの時代だからこそ技術者が知るべき「本質の技術」(LPI-Japan)

エスパくん

Linuxは枯れた技術と言われますが、言い換えればそれは積み上げによって成熟した本質の技術であると。故に本質に対する理解が大事ということですね。