教材紹介:Linux標準教科書

初心者が基礎からLinuxを学習するために最適な教材を作ろう、ということでLPI-Japanが提供しているシリーズ。

LinuCレベル1の受験に向けた学習にも役立つと明言しており、電子版(PDF/EPub形式)であれば誰でも無料でダウンロードができます。

ただし、試験対策教材ではないと明言されています。

Linux標準教科書(ver.3.0)の概要

epub版・横向きiPadで目次を表示した状態

内容の抜粋

基本的なコマンド、正規表現、シェルスクリプト、ファイル管理など、Linuxの基礎知識を系統立てて学べるように構成されており、初心者の方が基礎からLinuxを学ぶために最適な内容。

これまでに20万回以上ダウンロードされ、「授業で使える実践的な教科書」として学校教育、社員教育、個人学習などに広く利用されています。

本書は非営利目的で教材として自由に利用可能本書自体の対価を請求しない場合は営利目的であっても基本的に利用可能
注:営利目的での利用はLPI-Japanによる許諾が必要

2020年9月現在、2019年7月発行のv3.0.2が最新版。

構成(目次)

1章 Linuxとは
2章 Linuxのインストール
3章 基本的なコマンド
4章 正規表現とパイプ
5章 基本的なコマンド2
6章 viエディタ
7章 管理者の仕事
8章 ユーザ権限とアクセス権
9章 シェルスクリプト
10章 ネットワークの設定と管理
11章 プロセス管理
12章 ファイル管理

著者

岡田 賢治、川井 義治、佐久間 伸夫、宮原 徹、遠山 洋平、田口 貴久、中谷 徹

詳細

  • Ver. 3.0.2(製本版Ver. 3.0.0)
  • 2018/5/7 リリース
  • 255ページ
  • LPI-Japanでダウンロード可能なPDF版・EPUB版は無料Kindle版・製本版は有料

参考 標準教科書 製本版 ご購入ページLPI-Japan

リナスクレビュー

https://linuc.spa-miz.com/wp-content/uploads/2020/09/meface.pngエスパくん
  • 初学者の入門テキストとして最適。LPI-Japan認定LinuC参考書を使った学習の前に本書を読んで予備知識を身に着けたいところ。何より無償なのはありがたいです。
  • PDFだけでなく、EPUB版ダウンロードできるのもうれしいです。iPhone/iPad/MacならBooksアプリでリフロー型で読めます。さらに、ブックマークやメモを残す機能なども利用可能。
  • LinuCのシラバスとは連動しませんが、101/102試験受験に必要な基本的な内容はカバーされています。ver.10の出題範囲に追加された「クラウド/仮想化技術」「オープンソースへの理解」「システムアーキテクチャの基礎」について解説している「LinuC Version10.0 新出題範囲学習補助教材」とあわせて活用すべし。
  • 教科書ではCentOS7のインストール方法も解説されていますが、レベル1/レベル2 ver.10対策用として別途実習環境を構築するための手順をまとめた「学習環境構築ガイド」が公開されているので、受験される方はこちらのガイドに沿って環境構築することをオススメ。
ここが素晴らしい!
  • 電子書籍版が完全無償
  • 無償でLinuxの基本が学習できる
  • 「授業で使える実践的な教科書」として学校教育、社員教育、個人学習などで幅広く使われている
ココが惜しい!
  • あくまで初心者向Linux教科書でLinuCの試験対策教材ではない
  • 章末テストの解答例がない
  • Debian系に関する解説が皆無

この教材のリナスク的評価
読みやすさ
(4.0)
内容の新しさ
(3.0)
初学者へのオススメ度
(4.0)
LinuC教材としての総合評価
(4.0)

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