LinuCレベル1の最新バージョン10.0の出題範囲をカバーした学習教本です。旧バージョン4.0で唯一の存在であったLinuC正式対応教本の更新版です。
目次
「LinuCレベル1合格教本」の概要
内容の抜粋
バージョン10.0の出題範囲に完全対応!いちばん新しい教科書
LinuCレベル1バージョン10.0の出題範囲をカバーする教科書で、実績ある講師によるわかりやすい解説によって資格取得に必要な力を身に付けられます。
付属DVDには学習用のLinux仮想環境を収録。
著者
河原木忠司
北海道小樽市出身。サーバーエンジニア、講師として活動。現在は講師業を中心に、研修コースの提案、開発や書籍の執筆といった業務に従事。LinuC バージョン10.0 の試験開発にも協力。LinuxなどのOSやセキュリティに関する研修コースを中心に、企業や官公庁職員様向けの研修を担当。
目次
- 基礎編 Linuxの基本
- 1章 Linuxのインストールと仮想マシン・コンテナの利用
- 2章 ファイルとディレクトリの操作と管理
- 3章 GNUとUnixのコマンド
- 4章 リポジトリとパッケージ管理
- 5章 ハードウェア,ディスク,パーティション,ファイルシステム
- 101試験模擬問題
- 6章 シェルおよびスクリプト
- 7章 ネットワークの基礎
- 8章 システム管理
- 9章 重要なシステムサービス
- 10章 セキュリティ
- 11章 オープンソースの文化
- 102試験模擬問題
書籍情報
- 発売日: 2020/8/11
- 仕様: A5・512ページ
- ISBN-10: 4297115271
- ISBN-13: 978-4297115272
- 出版社: 技術評論社
- 価格:3,780円+税
- 電子版:あり
リナスクレビュー
エスパくん
ダウンロードに時間がかかる容量の大きなOSインストール用ISOファイルや仮想マシン用のファイルが多数DVD-ROMに収録されており、ファイルの入手の手間を省いてくれるのは良いです。
全体的にコマンド書式とコマンド実行図の比重が多く、重要度などの表記も特にないので、全体的にメリハリが感じられません。LinuCのシラバスと睨めっこしながら学習する必要があります。
内容的にも、実際にターミナルでコマンドを入力して検証するスタイルが圧倒的で、学習環境をしっかりと構築しないと理解が難しいでしょう。逆に言えば、実践向きの教材と言えるのではないでしょうか。
Linuxの基礎的なところを理解していない場合、とっつきにくいかもしれません。初学者の方には、本書に取りかかる前に、当サイトでも紹介している入門書をお読みになることをオススメします。
ココが素晴らしい!
- LPI-Japan認定教材ならではの安心感
- 学習教材メディアが付属しているので学習環境が容易に構築可能
- 重要なコマンドは書式が整理されており見やすい
ココが惜しい!
- 全体的に文字が小さく単色刷りでメリハリが感じられない
- シラバスに合致する重要度などの表記が一切無い
この本のリナスク的評価
読みやすさ
(3.0)
内容の新しさ
(5.0)
初学者へのオススメ度
(2.0)
学習教材の内容
(5.0)
LinuC教材としての総合評価
(4.0)