Linux EssentialsやLPIC-1の大半にも対応しつつLinuCの試験範囲もある程度カバーしている初学者向けの入門テキストです。
目次
さわって学ぶ Linux入門テキストの基本情報
内容の抜粋
つまずかせずに最後まで学べる、Linux入門に最適のテキスト。
1.はじめてのLinuxでもつまずかずに学習できます
はじめて学習する方が疑問に思ったり理解しづらい、つまずきやすいポイントを丁寧に解説。本書を読み進めていくことで、Linuxに関わる基礎知識が得られるだけでなく、LPI Linux Essentialsに合格に必要となる知識が得られます。
2.LPIC-1、LinuC-レベル1にも対応
LPI Linux Essentialsの試験範囲、LPIC-1、LinuC-レベル1の試験範囲もできるだけカバー。101試験範囲はすべてカバー。
3.ハンズオンでさわって学べる
本書は学習環境の構築(CentOS)もやさしく解説。入力コマンドや実行結果がひと目でわかるように構成。
■対象試験:
LPI Linux Essentials、LPIC-1(101、102は途中まで)、LinuC-レベル1(101、102は途中まで)
著者
赤星リナ
企業研修や大学・専門学校等で、コンピュータの基礎や実務の教育に携わる。基本情報処理などの国家試験対策以外に、セキュリティやLinuxなどの資格試験対策・問題作成、学習教材開発や関連書籍の執筆なども行う。
目次
- 第1章 Linuxとは
- 第2章 ディレクトリとファイル
- 第3章 テキストエディタとテキストファイル
- 第4章 ユーザー管理とファイルのアクセス権
- 第5章 シェルと便利な機能
- 第6章 プロセスとジョブ
- 第7章 ファイルシステムとインストール
- 第8章 ネットワーク基礎
登録情報
- 発売日 : 2019/11/28
- 仕様 : A5・320ページ
- ISBN-10 : 4839969019
- ISBN-13 : 978-4839969011
- 出版社 : マイナビ出版
- 価格:2,480円+税
- 電子版:あり
リナスクレビュー
2016年発売の「やさしく教えるLPICレベル1 基礎講座」の改訂版のようです。
大半の内容が、解説パート「まなぶ」のあとに実技モード「さわる」が続く形式で構成されています。本書専用の学習環境(VirtualBoxアプライアンス・CnetOS7)がダウンロードできますので、実際に操作しながらLinuxの基礎を学ぶことができます。
2色刷りで全体的に読みやすく、さらに動物のイラストなどを多用しており、女性にも親しみやすいのではないでしょうか。それでいて中身は意外と硬派なんですが…。
2019年11月発売の比較的新しい書籍で、LinuC対応をうたっていますが、Ver.10.0リリース前の発売で、あくまで旧バージョン(4.0)への対応になります。101試験は全てカバーしていますが、102試験は1部のみの対応となるので注意が必要です。
Linuxの基礎を学ぶにはとても良い一冊だとは思いますが、Linux Essentialsを受験するなら、LPI認定の合格テキストも併せて読むことをオススメします。
- コマンドをハイライト表示しており、なおかつ2色刷りで、全体的に読みやすい
- 節ごとに対応試験を明記(ただしLinuCはver.4.0)
- 節ごとにまとめが設けられており、重要な内容を再確認しやすい
- 節毎の対応試験表記が旧バージョン
- LinuC レベル1(ver.4)対応でも102試験の内容は一部のみ
- LinuC対応をうたっているがLPI-Japan公認ではない