Linux EssentialsやLPIC-1、LinuCの基礎的な試験範囲をクラウド上で学べるがコンセプトのAWSではじめるLinuxサーバー構築の入門書。
目次
「AWSではじめるLinux入門ガイド」の基本情報
内容の抜粋
本書はAWSクラウド上で、Linuxによるサーバ構築をゼロから学べる書籍。
これからクラウドやLinuxを学ぶ、
・ITエンジニア職を目指す学生
・ITエンジニア職への転職を予定している社会人
・内製化にシフトしようとしている情報システム部門
・情報システム部に異動になった非IT部門
が対象。
サーバのクラウド移行案件や新規案件、クラウド上でのサーバ運用・構築担当者が、実際に手を動かしながらクラウド上でLinuxサーバを構築するスピード、俊敏性、機動性に触れていただき、IT技術の素晴らしさを知ることができます。
著者
山下光洋
トレノケート株式会社勤務。AWS認定インストラクター。AWS最優秀インストラクターワード2018受賞。
目次
- 第1章 環境の概要
- 第2章 セキュアな環境を構築する
- 第3章 AWSでのLinuxサーバーを起動しよう
- 第4章 管理者を設定しよう
- 第5章 インストールを実行してみよう
- 第6章 ターミナルでコマンド操作してみよう
- 第7章 ファイルを操作してみよう
- 第8章 エディタを操作してみよう
- 第9章 パーミッションで権限を設定しよう
- 第10章 スクリプトを実行してみよう
- 第11章 Linuxサーバーをモニタリングしてみよう
- 第12章 Linuxのセキュリティを設定しよう
- 第13章 ネットワークについて学ぼう
- 第14章 バージョン管理もAWSで
- 第15章 コンテナ環境を作ってみよう
- 第16章 データーベースを操作してみよう
- 第17章 WordPressサーバーを構築してみよう
- 第18章 Redmineサーバーを構築してみよう
- 第19章 EC2インスタンス もっと知りたいこと
- 第20章 学習の終わりにAWSリソースを削除しよう
登録情報
- 発売日 : 2020/4/30
- 仕様 : B5変・352ページ
- ISBN-10 : 4839970963
- ISBN-13 : 978-4839970963
- 出版社 : マイナビ出版
- 価格:2,980円+税
- 電子版:あり
リナスクレビュー
エスパくん
- 実機でもなく、仮想環境でもなく、クラウドでのLinux環境の構築について学べるのは素晴らしいです。ただ、内容が盛りだくさんな分、基礎的な内容に関して説明が足りないところが多いと感じました。
- AWS独自の機能や解説も多いので、どこからどこまでがLinuxの基礎なのかがわかりにくくなってしまっているように思います。
- これからAWSを試しに使ってみたいという人にはオススメできますが、Linux初学者が最初に読む本としては少々敷居が高く、中盤以降はある程度の前提知識が無いと理解が難しいと思います。
- バージョン管理、コンテナ環境構築、データベースサーバ構築、CMS構築などの要素もありますが、インストール手順を解説しているだけなので内容は薄いです。
- LinuCやLPICの基礎範囲をクラウド上で学べるとありますが、実際はAWSの基礎の方が比重が高いので試験対策本としてはオススメできません。
ココが素晴らしい!
- AWSの無料枠を使って学習環境を構築できる
- クラウド上へのLinuxサーバ構築を実際に体験できる
ココが惜しい!
- Linuxの基礎なのか、AWSの基礎なのか、初学者には判断しにくい
- 取りあげている内容は広いが個々の内容は浅い
この本のリナスク的評価
読みやすさ
(3.0)
内容の新しさ
(4.0)
初学者へのオススメ度
(2.0)
LinuC教材としての総合評価
(2.0)