教材紹介:Linuxの絵本 サーバーOSが楽しくわかる9つの扉

2005年に発行された「UNIXの絵本」を対象をLinuxに絞り込んで改訂。累計70万部を超える翔泳社入門書シリーズの中の一冊。一番やさしい入門書がうたい文句。

「Linuxの絵本 サーバーOSが楽しくわかる9つの扉」の概要

内容の抜粋

本書は、一番わかりやすいLinuxの入門書として、デスクトップでもサーバーでも使える基本の知識を解説し、Linuxを触ってみたい人」や「他の本が難しくて諦めてしまった人」を応援します。

著者

株式会社アンク

目次

Linuxの勉強をはじめる前に
 OSの役割
 CUIとGUI
 UNIXとUNIX系OS
 Linuxについて
 BSD系UNIXについて
 コンソールという考え方
 意外に身近なLinuxの世界
 仮想環境
 VirtualBoxの使い方
 CentOSの使い方
 Ubuntuの使い方

第1章 Linuxを使ってみよう
 第1章はここがKey!
 コマンドによる操作
 ログインとログアウト
 カーネルとシェル
 いろいろなシェル
 ファイル
 ディレクトリ
 パスと拡張子
 ファイルシステム
 [COLUMN]ファイルの圧縮と解凍

第2章 基本的な制御
 第2章はここがKey!
 コマンドの基本
 パスの書き方
 基本的なコマンド(1)
 基本的なコマンド(2)
 基本的なコマンド(3)
 基本的なコマンド(4)
 [COLUMN]ワイルドカード

第3章 エディタを使いこなす
 第3章はここがKey!
 テキストエディタ
 viの起動と終了
 viのモード変更
 viの基本操作(1)
 viの基本操作(2)
 検索と置換
 保存と終了
 [COLUMN]vi以外のエディタ

第4章 一歩踏み込んだLinuxの使い方
 第4章はここがKey!
 標準入力と標準出力
 リダイレクト
 パイプ
 ファイル関連のコマンド(1)
 ファイル関連のコマンド(2)
 ファイル関連のコマンド(3)
 メモリとディスクのコマンド
 ユーザー関連のコマンド(1)
 ユーザー関連のコマンド(2)
 パーミッション(1)
 パーミッション(2)
 シェルスクリプト(1)
 シェルスクリプト(2)
 マルチタスクとプロセス制御
 [COLUMN]オンラインマニュアルの参照

第5章 システムとユーザーを管理する
 第5章はここがKey!
 システム管理者
 システム管理について
 ネットワークコマンド
 ネットワークの設定
 日時の設定
 ユーザーの作成と削除
 グループ管理(1)
 グループ管理(2)
 シャットダウントとリブート
 ユーザー環境の設定
 パスの設定
 [COLUMN]cron

第6章 GUIを使ってみよう
 第6章はここがKey!
 Waylandとは
 統合デスクトップ環境
 基本操作(1)
 基本操作(2)
 [COLUMN]X Window System

第7章 日本語環境
 第7章はここがKey!
 文字コードと言語環境
 ロケール
 日本語の表示と入力
 [COLUMN]マルチバイト文字

第8章 高度な操作
 第8章はここがKey!
 SSHによる遠隔操作
 SFTPによるファイル転送
 アプリケーションの導入
 パッケージ管理システム
 dnfによるアップデート
 ログの管理
 [COLUMN]VNC

付録
 仮想環境のインストール
 CentOS 8のインストール
 CentOSで日本語入力できるようにする
 Ubuntuのインストール
 ドライブのマウント
 主なファイル形式
 主要ディストリビューション
 正規表現
 その他のトピック
 Linuxの主なコマンド

書籍情報

  • 発売日 : 2020/1/20
  • 仕様:単行本・216ページ
  • ISBN-10 : 4798163198
  • ISBN-13 : 978-4798163192
  • 出版社 : 翔泳社
  • 価格:1,680円+税
  • 電子版:あり

リナスクレビュー

https://linuc.spa-miz.com/wp-content/uploads/2020/09/meface.pngエスパくん
  • 絵本というほどの分量では無いが、シリーズ共通のメインキャラに会話をさせるなど、文章解説をイラストで補完しており、見開きでテーマを完結させる手法と相まって読みやすい。
  • 2章の途中までは入門書らしい解説が続くが、基本コマンド解説を過ぎてからは8章の最後まで、全般的にざっくりした用語解説になってしまっている。幅広い内容をカバーしているが、詰め込みすぎている印象。
  • 付録で10数ページにわたって学習環境の構築手順を解説しているが、手を動かす演習がほとんど無いのでここまでページを割く意味が無い。
  • 巻末のコマンドまとめが見づらい。

ココが素晴らしい!
  • テーマ毎に見開き2ページで完結する内容とイラスト多用で読みやすい。
  • 入門書の割にかなり幅広い内容をカバーしている
  • (2020年10月現在)最新のCentOS8に対応している
ココが惜しい!
  • 2章中盤以降はほぼほぼコマンドや用語の解説
  • 幅広い内容をカバーしている分、内容がざっくり
  • 初版の巻末のIndex(索引)に誤植があり索引として使えない。出版社のサイトから正しい索引をプリントアウトする必要がある

この本のリナスク的評価
読みやすさ
(4.0)
内容の新しさ
(4.5)
初学者へのオススメ度
(3.0)
学習教材の内容
(4.0)
LinuC教材としての総合評価
(3.0)

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