CentOS 8代替「AlmaLinux」の安定バージョン登場

ホスティング事業者やデータセンター向けLinuxディストリビューション「CloudLinux OS」を開発しているCloudLinuxがCentOS Linux開発終了を受け、「Project Lenix」を2020年12月15日に発表。その後、正式名称が「AlmaLinux OS」となり、最初のベータ版が2月に公開されましたが、2021年3月30日にRHEL 8.3互換の「AlmaLinux OS 8.3」が一般公開されました。

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クラウドWatchの海外ITトピックスではAlma Linuxの特徴についても言及されていて、単に代替できるだけでなく新機能としてSecureBoot機能が追加されVMwareやAWSのパブリッククラウドにも対応するとのこと。また、もう一つの代替OS「Rocky Linux」の静止きりリーズは2021年第2四半期予定とのこと。

エスパくん

一方で、Red Hatも個人向けやオープンソースプロジェクト向けプログラムの提供をアナウンスしており、様々な動きが進行しています。Linux技術者資格という観点からは、すぐにではないにしても、ディストリビューション特有の事情に左右されない内容への改訂や出題範囲の修正といった動きなども出てくるのかもしれません。